いつの間にかししゃもを食べることが出来た話
どうも。カモジロです。
私は北海道のど田舎育ち、町に一つだけある小さな保育所に通っていた。
幼少期の記憶がほとんどない私が唯一覚えていることがある。
保育所ではお昼になると給食が出ていたのだが、アレルギーでもない限り給食を残すことは禁物だった。
その日はししゃもだった。
私は激しく泣きじゃくりししゃもを拒んだ。
それでも食べなくては先生に怒られるし食べ終わるまで一人残されてしまう。
それでも拒む私の身体。
大粒の涙を流しながらししゃもに目をやる。
ししゃもと目が合う。
こんがりと焼かれ生気はないはずのししゃもから感じる何かを
って面倒臭くなってきたのでまとめると
幼少期はししゃもが嫌いでしたって話。
多分高校生くらいまで食べられなくて口元にししゃもを持っていくだけで「オェッ」ってなるくらい無理でした。
二十歳を超えてからとある機会に友達と居酒屋にて「オェッ」ってなるギャグのつもりでししゃもを食すことに。
ですが一体全体どうしたことか普通に食えました。
ほら「オェッ」くるよ〜、くるよ〜……あれ、美味いな。
大人って味覚が変わりますね。
よって私は嫌いな食べ物が0になりました。(ゲテモノとかは除く)
そして身体がししゃもを拒むってギャグ的な話も失いました。
しばらく嫌いなものを食べていない方は是非一度チャレンジしてみてください。
案外いけたりするもんですよ。
すげぇしょーもない話です。
おわり