プレミアムフライデー否定派だよ!
どうも。カモジロです。
プレミアムフライデーがネットを中心に話題となっていますね。
ですがプレミアムフライデーを導入する企業は少なく、各会社内ではネット上とは打って変わって全く話題に上がらないなんて状況も多いのではないでしょうか。
ネット上では否定派の意見が多く「お役人達が考えた浅はかで馬鹿な制度」というような意見も見受けられます。
かく言う私もプレミアムフライデーには否定派です。
なのでその理由を書いていきます。
導入出来る企業は限られている問題
月末の金曜日に早上がり出来る企業なんて相当限られています。
普段残業が少なめな業種でさえも「月末忙しいのは当たり前」って状態になっていると思います。
例え月末の金曜日を早上がりにしたとしても、どこか別の曜日に埋め合わせしなければいけなくなる。
月末早上がりはそんな状態になる企業がほとんどではないでしょうか。
わざわざ埋め合わせをするくらいなら最初からプレミアムフライデーなんて導入しませんよね。
なんの支障もなしにすんなり導入出来る業種って何があるのでしょうか。
サービス業にとっては悲惨問題
プレミアムフライデーの主な目的は「消費の拡大」です。
じゃあサービス業のプレミアムフライデーっていつなんよ?って感じ。
サービス業は低賃金で過剰な労働時間を強いられている人々が多いです。
そんな人々の「死体蹴りキャンペーン」と言ってもいいでしょう。
ブラック企業問題が大きく取り上げられていた直後にこのキャンペーンを唱っている国の印象は個人的に最悪です。
ついでにプレミアムフライデー賛同企業っていうものがありまして(プレミアムフライデーの公式HPに行けば見られます。)
これに載っている小売や旅行代理店等の印象も個人的には悪いです。
賛成って言っても自社の売り上げのために賛成してるだけじゃないですか。
自社には導入するんですか?ほとんどがしないと思います。
各支店の従業員達の労働問題なんか考えていないお上の方々が勝手に賛成している図が見て取れます。
ほんとに消費拡大されるの問題
例えばプレミアムフライデーが広く導入されるとします。
でも個人の財布ってそんな緩くないと思います。
「プレミアムフライデーに飲み会があるからそれ以前の消費は抑えとこ」
ってなる人々が多いのではないでしょうか。
プレミアムフライデー1日の消費は拡大するかもしれませんがそれ以前の日の消費量は落ちてしまうと思いますよ。
旅行も推奨されていますがどうなんでしょうね。
言うて土日プラス金曜日の夕方からの時間が増えただけで「旅行に行こう!」ってなるのでしょうか。
これは私がアウトドア派の気持ちがわからないだけかもしれませんが……。
そもそも国民は金ないから問題
国的には「国民は労働ばかりで消費する時間がないんだ!消費出来る時間を設けるからみんな華やかな金曜日を送ってね!」
って感じなのでしょうが華やかに消費する程お金は持ってませんよ?
まだ「花金」って言葉を引きずっているんでしょうか。やっぱりバブル脳なのでしょうか。
まあ「金持ちに向けられたキャンペーンだから」と言われたらそれまでですがね。
単純にむかつく問題
プレミアムフライデーの宣伝にジャニーズとか使ってません?わざわざロゴまでつくちゃってまー。
ちょろっと国が「こんなキャンペーンやりまーす」くらい言って終わると思っていたら随分とお金のかかった宣伝してますね。
単純にむかつきます。
こんな中途半端なキャンペーンよりも労働問題にお金と時間を使って欲しいもんです。
「労働時間により消費が少ない」と考えるのならこっちを解決した方が消費してくれると思いますけども。
まとめ
これはあくまでも個人的な意見なので(ブログだから当たり前だけど)ご了承下さい。
予想ですがプレミアムフライデー開始後の消費は拡大すると思います。
少なくとも導入する企業はあるわけですし、消費は増えます。
ですが一時的なもので終わると思います。「ブームに乗って消費してみた」そんなもんです。
プレミアムフライデーの恩恵はほとんどの人々にはないでしょう。
むしろ忙しくなる人の方が増えるかもしれません。
余談ですが「プレミアム商品」って言われると物珍しく、一般には普及していないもの
みたいなイメージを描きませんか?
プレミアムフライデーもそんなイメージにならないといいですね。